11/2018

辻占パッケージ

 

小松市の長池製菓の「辻占」のパッケージのデザインを担当。辻占はお正月にだけ食べられる石川県の郷土菓子。一説には海外に渡ってフォーチュンクッキーの元になったとも言われており、開くと思わせぶりで時に艶っぽい言葉が書かれた一片の紙が入っているのが特徴。お正月に家族や親戚が集まったら辻占を食べ、言葉を並べて遊んだり、おみくじのように占いをしたりして楽しまれている。

石川のお正月には欠かすことのできないものとして親しんでいる人々と、この文化をなくしてはならないと辻占製造を引き継いだ長池製菓の二つの思いを、「辻占がなくてはならぬ」という言葉と、辻占の紙を模したイラストに込めた。辻占自体のかわいらしい色合いと形を活かし半透明にしている。

かつて、辻(十字路)や橋には未知の霊魂が去来する境界として信じられており、この世ならざる何かからのお告げを求めて、つげ櫛(つげ=お告げ)を持って辻に立ち道祖神に念じたという伝承が辻占の原形としてあることから、裏面にはつげ櫛と道祖神を小さく描いている。

Creative Direction : Nobuaki Nakabayashi(Tone inc.)
Art Direction : Keigo Kamide,Sumie Yasumoto(Tone inc.)
Design : Keigo Kamide,Sumie Yasumoto(Tone inc.)
Copy : Keigo Kamide,Sumie Yasumoto(Tone inc.)
Illustration : Keigo Kamide
Client : 長池製菓

http://www.nagaikesaikadou.com

https://toneinc.co.jp

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